【TV】2004年10月28日放映分『大奥 第一章 第四話 母上の死』

「わしは、男狂いじゃ、女よりも男が好きじゃ」とふくに言ってのけた家光。「何故であろう。ふくの顔を見ると、わしは憎うて逆らいとうて、たまらなくなる。あの者だけがただ一人、わしの味方だったというに」反抗期ですか。っていうか、やっぱりレールの上を走らされてきた感が強いんだろうな。子供時代もそんな感じで描かれていたし。ふくがいなければ母との仲も、という気持ちもあるのかな。プレッシャーもそうとうあるんだろうしな。求められるものが多く大きすぎるし。同じように母に捨てられたと思っていた稲葉正勝は、母との思い出がある。だから、家光と違って、母は母と思えるのだろうけど、家光はさみしーなり。そういえば、その理論? からすると、三男の稲葉正利はどうだったのかな。
「なにしろ幼いころからあの大御台様とおふく様のすさまじい争いを目の当たりにして育たれたのじゃ。女嫌いになられたとしても無理はない」なるほど。「あたくし、辛いもの大好き」かっこいー葛岡・鷲尾真知子。顔が出てるとさくら姉ちゃんとは全然被って見えない。いや、よく聞くと一緒の声なんだけど。からし蓮根って、当時からあったのかしら。
孝子役の木村多江がタイプです。前に出ていたときも一番好きだった。これから活躍することはあるのかな。
ふくの「あの方が私を蛇蝎のごとく嫌われておることは…」当時、蛇蝎のごとくという言葉はあったのだろうか。広辞苑では、蠍は日本では沖縄諸島にいるのみとあるが。中国から入った言葉だとしたら、当然、鎖国前か、後っていうことだろうけど、中国にはいたのだろうか。それとも、蠍というのは、全然別のモノを差しているとか?
最期に、母の子になれた家光、よかったね。
忠長の最期はあっという間。高崎城を竹囲いで囲ったって何よ。そこのところは、どーでもいい話なのでしょうか。